老後資金に?ハイリスク? FPが解説する、専門的な債券の話
Lesson「老後資金に?ハイリスク?専門的な債券のお話」
こんにちは。ファイナンシャルプランナーの荒木千秋です! 「投資はネットオンリー!」という人も多いのではないでしょうか。どこでも自由に取引ができて便利な分、知らないあいだに、自分の考えとは違う投資先に投資していることも……。今回は、上級者向けの専門的な債券についてお伝えします。 債券投資で金利が高いのはなぜ?
専門的な債券に向いている人は?
専門的な債券に向いている人は、まとまったお金の運用先を探している人や、相場感に自信がある人、分散投資先を探している人です。 専門的な債券の特徴は、株式相場や為替相場が「投資してもいいか?」の意思決定に関わってきます。 「今後こんなことが起きれば為替が動く?株式市場はこんな感じ?」といった相場感や知識はマスト! また、外貨建て債券は、日本以外の国に投資をする分散投資の対象として魅力的な投資先なんです。
専門的な債券(1)外貨建て債券
外貨建て債券とは、発行体・発行場所・通貨のいずれかが海外のもの。日本国内にいながら海外の債券にも投資ができるんです。もちろん、現地の通貨に両替してから投資するタイプが多いので為替の影響を受けるのが一番のポイントです。基本的な2種類を押さえておきましょう。 一つめが、外国の国債への投資。 基本的には、現地通貨建てで、その国の債券に投資することになります。アメリカドルに両替して、アメリカの国債に投資するとか、オーストラリアドルに両替して、オーストラリアの国債に投資するイメージです。 二つめは、外国の社債への投資。こちらも現地通貨に両替して、社債に投資します。 アメリカドルに両替して、アメリカの会社の社債に投資するイメージです。日本の証券会社で多く取引されている社債には、金融機関やトヨタ関連の子会社など私たちも知っている投資先がありますよ。
・外貨建て債券の使い方 これは個人的な意見なんですが、私、外貨建て債券への投資が好きです。だって、外貨建て債券は基本的に投資した時点で利回りが確定しているからわかりやすい。そのため、「いつ、いくら増えるのか?」といった計画が立てやすいのがいいところなんですよね。 ここ数年は低金利な世の中かつ株式がイイ感じに値上がりしていたので債券投資は日の目を浴びていませんが、老後資金など着実に準備したい資産にはピッタリの運用先だと思っています。 大きく増える可能性がある投資信託や株式も魅力的ですが、外貨建て債券のように大きくは増えないけど確実に増やせる資産も組み入れていれば安心ですよね。 一度投資すれば、ほったらかしもOKなので、忙しい人こそ検討してみて。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/9c0932b474eeaaa60b3e2461af3c710dcf94e661